勉強

サンバイオショック(4592)の連続ストップ安のその後。学ぶべき教訓とは

こんにちわtachann(@tachann)です。

今回の記事は少し重たいおはなし・・・サンバイオのS安暴落によるサンバイオショックについてになります。

サンバイオショックとは2019年1月29日15:00サンバイオにIRが発表されたことを受けてPTSでストップ安になったことを受けてマザーズ市場も大暴落を受けた事を指します。

サンバイオは当時、時価総額5,000億円とマザーズ市場の1割以上を占めるマザーズトップの時価総額銘柄なので、その影響は凄まじいものがありました。

本記事では「株は怖いぞ!」ということを後世に残すために書いていきます。

株式投資に限らずきちんとリスク管理をしないと大変なことになりますよ。

投機はダメ。投資にしましょう。

ちなみにバイオ銘柄ではサンバイオショックの前にアキュセラショックというのもありました。

6連続ストップ安で高値から82%OFFとなった事件です。

今回のサンバイオショック発生時もこれに匹敵するかと言われていました。発生当時の規模で言えばサンバイオの方が大きい企業です。

サンバイオ暴落前のチャート

サンバイオは慢性化脳梗塞の再生医療に期待されてグングンと株価を伸ばしていました。

私、バイオのことは全くわかりません。

2019年に入ってマザーズは17%上昇していましたが、そのうち5%はサンバイオが寄与していたくらいです。

こんな感じ。3,000円台からお薬に期待されて12,000円前後まで上昇。しかも2019年1月29日は前日に下方修正発表があったのにも関わらず大きく上昇して引けました。

下方修正あったのに力強いからサンバイオ凄いって声が多数の歓喜の時でした。

、、、がしかし

問題は2019年1月29日前日比大幅プラスで引けた直後に発表されたIR。

会社の社運かけた新薬のテストダメだったわ。ごめん。

→公式IR

これを受けてPTSではストップ安へ張り付きました。マザーズ時価総額トップ銘柄のPTSストップ安張り付きはマザーズ全銘柄に影響を与え、バイオ銘柄筆頭にマザーズ先物はサーキットブレーカー発動という事態になりました。

サンバイオショック1日目(1/30)

前日1/29日の夜間PTSで大暴落をしたサンバイオに引っ張られて、マザーズ先物も大暴落。翌日1/30日から暴落がスタートしました。

1日目の当事者であるサンバイオさんは

<1日目引け後>

売数1200万株に対して買数21100株。案の定ストップ安張り付いて1月30日は引けました。

この日のマザーズ指数はというと、、

ひえーーっ-8%超え!!日経平均やTOPIXは-0.5%だったのでマザーズ一人負けです。

サンバイオにひきづられてSOSEIやオンコリスバイオファーマなんかのバイオ銘柄は全て-10%超えのマイナス。

サンバイオさんの罪は深いが、当の本人は1日目引け後のPTSを見てみると、

<1日目夜間PTS>

まだ許されてないようです。二連続S安が濃厚に。

この日は私もマザーズ銘柄持っていたので、かなり食らいました。バイオ関連を持っていなかったのですが、-3%くらい影響を受けましたよ。

サンバイオショック2日目(1/31)

2日目は前日のNYダウが強かったこともあり、マザーズ指数は大きく反発しました。

と言ってもサンバイオショック前は960付近だったことを思えば、全然回復できてません。

サンバイオさんの2日目は昨夜のPTSと同じくやはり朝からストップ安と張り付き寄り付きません。

二連続ストップ安。。。

<2日目引け後>

売数量1107万株に対して買数量16,400株という状況です。まだまだ捌き切れてません。

この時点でサンバイオの時価総額はMAX6,300億円から3,580億円にまで減少しました。

この日の夜間PTSはストップ安。。

<2日目夜間PTS>

まだまだ許されないようです。

サンバイオショック3日目(2/1)

3日目は日経平均は+0.07%でマザーズは-1.26%という地合でした。

3日目の引け後、当然のようにストップ安となりこれで3連続ストップ安です。

ここからは2018年11月8日以降購入した人は含み益も全て吹き飛び含み損の状態へ一気に連れていかれています。

逃げ場がないと言うのは本当に怖いです。

<3日目引け後>

売数量1057万株に対して買数量10500株と前日の状況とほとんど変わりません。

すでに下落開始から-50%超えとなっており、信用買いでレバレッジを効かせてた人は原資がほぼなくなるレベル。マックスで買っていれば逃げ場なく借金コースです。

ほとんどが追証になってると思われます。

この日の夜間PTSでも尚、ストップ安で四連続ストップ安が濃厚となっています。

<3日目夜間PTS>

前日と違うのは夜間PTSでも買いが入り出しており1万株を超える出来高となっています。

PTSは現物取引しかできないため、信用買残数320万株がまだ取り残されています。まだまだ厳しいのにはかわりません。

今買ってる人の意図が正直わかりませんでした。

この日は金曜日で土日を挟んで来週月曜日、さらに株価は落ち込む事となります。

サンバイオショック4日目(2/4)

2/4からは出来高無しのストップ安3連続のためストップ安値幅が2倍になる処置が取られます。

値幅制限が2倍処置というのは光通信の20連続ストップ安が原因で出来た制度とも言われています。単純にストップ安の値幅が広がるので、 早く寄るんですね。

そんな下限値幅を拡大したサンバイオでしたが、週明けの2/4月曜日は残念ながら4日連続のストップ安となってしまいました。下落率は高値から-70%

<4日目引け後>

売数量856万9,300株に対して買数量50,800株と初めて1,000万株の売りを割りましたが、まだまだ寄るまでには開きが大きいです。でも徐々に差は縮まってきたのではないか?

絶望のチャートですね。完全に行ってこいになってますが、その下落スピードは誰も逃げることができないストップ安。

ですが、4日目の夜間PTSでやっとやーーっと・・・寄りました!!

<4日目夜間PTS>

ストップ安による下落開始から実に8割減でやっとPTSは寄りました。100万円保有したとすれば逃げ場なく20万円になってしまう暴落です。

本当に怖い・・・

サンバイオショック最終日(2/5)

サンバイオがIRを発端にして11,860円から連続ストップ安となったサンバイオショックも4連続ストップ安でやっとストップ。

5日目の前場10時頃に寄りました!

実に79.5%OFFという下落率。冒頭紹介したアキュセラが82%OFFであったことを考えると、アキュセラ級といって良いでしょう。

寄り付き後は一時400円も上がるという、短期売買トレーダー達によるマネーゲームとなりました。

現物株であっても逃げることが許されない連続ストップ安。

サンバイオやアキュセラから見える教訓はいくつかあります。失敗をしないように過去の事例から学ぶことで少しでもリスク回避をしたいです。

連続ストップ安の後の動きは?

4連続ストップ安をしたサンバイオでしたが、初めて寄ってからは3連騰。強制決済された信用買いの方からすると堪らない展開となりました。

色々要因はありますが、やはり下げすぎた事による自律反発(移動平均線からの乖離)が大きいのではないでしょうか?

アキュセラの時も反発していたので、このような大相場の終焉はこれからも狙い目のような気がします。

ちなみにアキュセラはここからダブルボトムを形成して再度上昇し、下降トレンドを形成していますよ。

アキュセラの時と同じような動きをするのか。再度底値をつけたときは狙い目かもしれません。

ただし長期的には下方向への圧力が大きいため、短期的な保有のみにすべきです。その辺りはアキュセラの今の株価を見て頂ければわかりやすいかと思いますよ。

サンバイオから学ぶ3つの教訓

この状況で最も怖いのはサンバイオが最悪の状況に置かれていたという事です。今回のサンバイオショックから得られる教訓はたくさんあります。

今後もこのような事故・ショックに合わないためにもサンバイオから勉強したいですね。

①信用買残が多すぎる。

340万株をも超える買残があります。一旦落ち始めるとこれらは全て売りに回るため、今回のように強烈な売り圧力となるので多い銘柄は避けたいところ。

サンバイオの発行株式数は4917万株ですので、凡そ7%が信用買です。落ち始めの株価で見ると時価総額430億円分が信用買になります。

このほぼすべてがストップ安連続発生中には捌けてないので、寄ったとしても大きな売り圧力となります。

今回のサンバイオショックは追証確定だと思うので、おそらく強制決済になると思います。。

②赤字会社

バイオベンチャーだから仕方ないとはいえ、営業キャッシュフローが赤字の会社は黒字化が見えるまで避けるべきですね。

③時価総額が高すぎる。

サンバイオが今回の事件になるまで、6,000億円も時価総額がありました。売上4億程度しかないのにも関わらずです。

他の東証1部の有名企業を見てみます。

ロート製薬:売上1,700億、時価総額4,000億円

ビックカメラ:売上8,400億円、時価総額3,000億円

マクドナルド:売上2,700億円、時価総額6700億円。

西松屋:売上1,370億円、時価総額700億円

全て黒字の会社です。これら企業と冷静に見てサンバイオは同等の会社でしょうか?

仮に西松屋レベルまで時価総額が落ちるのであれば株価は1,400円程度になります。

時価総額から感覚的にバブルってないか客観的に見るのも大事ですね

時価総額と売上から割安かどうかを測る指標にPSRというものがあります。このPSRからもバブルになっていないか?確認することができるので、一度ご自身が投資している銘柄に対しても確認してみてください。

サンバイオの高値圏の時のPSRはおよそ1500程度です。普通はPSR(1-10)程度の範囲で1.0以下だと割安と言われる水準です。詳しくは下記ページにて記載していますのでご参考ください。

PSR(株価売上高倍率)とは?使い方や目安までわかりやすく徹底解説します!こんにちわtachann(@tachann)です。 株を勉強し始めると真っ先に目に入るのが「PER」「PBR」などの指標ですが、こ...

最後に

個別銘柄を投資する場合、赤字ベンチャー(特にバイオとゲーム)には気をつけましょう。これらのセクターで株価が急騰している場合、手を出さないのが一番のリスク回避です。

本記事では「株式投資は怖い」そういったイメージを植え付けてしまう記事でしたがそれでも資産運用は絶対すべきだと思っています。もし本記事を読んで「やっぱり資産運用なんでやめよう」と思う方がいれば下記の記事もぜひ読んでみてください。

資産運用は怖い?資産運用をしないで銀行貯金をしてる方が損している3つの理由こんにちわtachann(@tachann)です。 読者の皆様は銀行預金・定期貯金の他に資産運用はしていますでしょうか? 資...

「バイオ」や「ゲーム」といったセクターの個別株式はリターンは大きいですが、サンバイオショックのように再起不能のレベルまでやられるリスクも高いです。

堅実に資産を長期的に増やしていく事だけを考えるのであれば、インデックス指数に積立投資やウェルスナビのようなAIによる自動運用(米国上場ETF)をお勧めします。何倍も資産を増やすことは難しいですが、堅実に着実に資産形成をすることができますよ。


まだやってないの!?投資初心者にウェルスナビをおすすめする9つのメリットを徹底解説!こんにちわtachann(@tachann)です。突然ですが、みなさんウェルスナビって聞いたことありますか? ロボアドバイザーとい...

今後、同じような形で犠牲者が出ないように記録として記事でも残しておきたいと思いリアルタイムで書きました。

ABOUT ME
tachann
tachann
30歳のごく普通の二児パパサラリーマンです。 家計のやりくりもすべて自分がやってまして、お得な情報や資産運用の情報をコンテンツとして役立つブログを配信していきます。 普段の「ほのぼの」もたまには・・・