年金

強制加入で知らないと損!?確定拠出年金(企業型)の仕組みをわかりやすく解説

こんにちわtachann(@tachann)です。

確定拠出年金(企業型)を勤めている会社から

「今度ウチで運用することになったからよろしく!!」

っと突然言われて始めて聞いた方もいませんでしょうか?

えっ年金制度変わるの?損するの?得するの?いきなり言われても困る。

確定拠出年金(企業型)を導入していない企業にお勤めの方も導入している企業にお勤めの方も深く理解をする事で確定拠出年金(企業型)と正しく付き合うことができます。

そこで確定拠出年金(企業型)の制度を解説するとともに、私の持論も含めておすすめの運用方法もご紹介します!

確定拠出年金とは?

意外にも歴史が古く、この制度が始まったのは2001年からスタートしました。年金と書いてある通り、年金制度の1つです。

年金制度を正しく理解をするには上の図を見るとわかりやすいのですが、年金制度は「三階建て」と言われており、今回お話しするのは三階部分となります。該当する方は下記の通り。

会社勤めの方

会社勤めの方の三階部分に関しては3つの制度があります。その内の1つが確定拠出年金(企業型)となります。

厚生年金基金とは

会社側が独自に厚生年金基金を設立して国に代わって厚生年金の一部を預かり、保管・運用・支払いなどを行なっていた制度となります。つまり運用自体は会社側が実施

高度経済成長〜バブル期までは高い利回りを維持し充実した年金額を運用できていたのですが、バブル崩壊とともに基金の運用利回りが低下し各基金の財政悪化を招くこととなりました。その結果厚生年金基金を解散して確定給付型年金へ移行する企業が続出したわけです。

各企業が独自に運用

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財政悪化で大変

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確定給付型年金へ移行

確定給付型年金とは

従来、サラリーマンなどが年金と言えばこの制度を指します。企業が掛け金を支払い運用会社(信託銀行や生命保険会社など)が運用します。

掛金払込・需給状況・運用成績によって多少増減はありますが、概ね受け取れる年金額が約束されているのが大きな特徴です。

また受け取れる年金額も企業によってまちまちで、多額の年金になる企業もいます。

しかしながら厚生年金基金と同様に運用利回りは依然低いままで、少子高齢化の影響を受け企業の負担が大きくなり年々給付額が下がる現象が起き始めます。

企業としても従業員の退職後の生活保障は重要な経営課題であるため、登場した制度が次の確定拠出年金です。

運用を委託

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年金受給の人数が増える

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企業負担の増加で給付額が年々減少

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確定拠出年金の登場

確定拠出年金企業型とは

別名401kまたはDCとも言います。企業や従業員が掛金を払い従業員個人の口座で従業員自らが金融商品を選択して自助努力による運用制度です。またマッチング拠出という制度もあり、将来の年金額を上乗せできるように従業員自ら拠出額を上乗せすることもできます。

この制度は企業が設定すると強制的に加入させられます。逆にいうと加入したくとも企業側が選択しないと加入出来ないですし、加入したくなくても加入させられます。

早い話が年金運用このままだと破綻するから、自分の責任で自分の年金は作れよ。年金が減ってもそれは企業の責任じゃなくて自己責任だからね。と言ってるようにしか聞こえません。

もっとも損を強いられた人は厚生年金基金から確定拠出年金へ移行した人達です。2001年に制度ができた当時、厚生年金基金の平均的な利回りは3.0%です。つまり自己責任の元、自助努力で利回りを3.0%以上にしないと年金が減ることになります。

ロクに資産運用の教育もないまま制度移行を強いられ、銀行金利が0.05%程度のこのご時世に利回り3.0%を維持しなさいというのは酷い話だと個人的には思いますね。

企業と従業員が年金原資を拠出

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従業員個人が自己責任で運用

確定拠出年金企業型の仕組み

上述した通り、確定拠出年金企業型は将来の年金を自分で運用してその結果を受け取る自己責任型年金です。しかも加入したくなくとも強制加入なので、しっかりしくみを知らないと損することとなります。そこでわかりやすく確定拠出年金企業型のしくみについてご説明します。

強制加入

確定拠出年金企業型は個人型と異なり制度導入をするかどうかは企業の判断に委ねられています。一旦導入が決まると、自分の意思で止めるには退職するしかありません。

運用成績で受取額が変動

自分自身が選んだ金融商品を運用管理機関に報告し、その成績によって年金受給額が変動します。

ただし、全ての金融商品を選ぶことはできず会社が設定した金融商品の中から選ぶしかないです。

私の会社で40個くらいでした。正直微妙な投資信託しかないなと思った印象があります。

税制面で優遇されている

不満のあるこの制度ですが、税制面ではかなり優遇されています。

①全額所得控除

マッチング拠出で上乗せした掛金は全額控除され所得税や住民税加算対象から除外されます。

マッチング拠出とは:加入者が自己判断で掛金を上乗せすること。強制ではなく、また上乗せできる上限金額も決められています。

②運用益は全て非課税

通常FXの利益などは20%税金が掛かったり、株式でもNISAでない限り税金が掛かります。運用益、配当益は全て非課税なのは強烈なメリットです。

③受け取り時も一定額の非課税枠

受け取る方法によって変わりますが、非課税枠があります。

年金資産は持ち回り可能

転職や離職によって会社を辞めたとしても、積み立てた年金資金を持ち出すことが可能です。次の会社が同じ制度であれば、そのまま運用することが可能。

受け取りは60歳以降のみ

早く受け取りたくても60歳以降でしか受け取ることができません。ですので強制的に資金拘束されます。(言い換えれば、老後資金をどんな人であっても貯めることができる。)

まとめ

確定拠出年金企業型と書くと漢字だらけで難しく感じるかもしれませんが、やることは単純です。

①金融商品を選ぶ

②マッチング拠出するかどうか

③運用する

次は運用方法や考え方について記事にしていきたいと思います。