自己啓発

ゲームチェンジャーの事例紹介!投資の世界に応用したい4つのゲームチェンジャーの種類について

こんにちわtachann(@tachann)です!

唐突ですが、ゲームチェンジャーって言葉知っていますか?

昔はあまり聞かない言葉でしたが、早稲田大学のビジネススクール教授の内田和成氏が「ゲームチェンジャーの競争戦略」を発売したことで、世間一般にも広く知れ渡るようになった言葉です。

著者ではゲームチェンジャーは異業種競争での勝ち方について述べているのですが、昨今は同業他社がライバル企業としていては生き残れないことを如実に表している気がします。

本記事ではそんなゲームチェンジャーのことを投資という観点も踏まえながらわかりやすく書いていきたいと思います。

ゲームチェンジャーとは

元々の語源はビジネス用語ではありません。スポーツ分野(特に野球)で一気に形勢を変えてしまうような選手のことを指していました。

満塁ホームランを打った選手とかね!

そんなスポーツ分野でのゲームチェンジャーをビジネスの世界では「すでにある市場のルールや業界地図を変えてしまう」製品や企業のことを指すようになりました。

異業種参入が怖い

今まではビジネス競争といえば同業者間で争う事がほとんどでした。有名な企業同士の競争といえば下記の組み合わせがありますね。

トヨタ、日産、ホンダ

ローソン、ファミマ、セブン

伊藤ハム、日ハム、プリマハム

任天堂、ソニー

ドコモ、ソフトバンク、au

紀伊国屋、丸善

著者の内田氏はゲームチェンジャーにおいて昨今は上記のような同業者間競争ではなく異業種競争が活発になっており、全く土俵の違う企業が競争相手になるケースが増えてきたとしています。

例えばインスタントカメラは富士通が有名でしたが、今はスマホ普及でほぼ絶滅しており趣味の世界になってます。

今の若い人はインスタントカメラって知ってるかな?こんなやつです。

今でもたまにこういうインスタントカメラを使うと懐かしく思いますw

カメラのビジネスにおいてケータイ分野が競合相手になってしまい、既存企業が破れてしまったゲームチェンジャーの一例です。

ゲームチェンジャーの出現はその市場のトップメーカーを蹴散らしてしまう怖さがあります。

なぜゲームチェンジャーの記事を書いているかと言うと、投資の世界において将来にわたって安定した企業なんてのは無いという危機感を持って欲しいからです。

安全安定と言われた銘柄も異業種競争によって呆気なく撤退を余儀なくされる。

逆を言えば投資先がゲームチェンジャーとなれば爆発的な成長を見せる可能性があるってことにもなります。

投資している企業のライバルは誰か?同業他社だけか?このような見方ができればいいなーと思い自戒の意も込めて執筆しています。

ゲームチェンジャーの種類

そんなゲームチェンジャーですが、異業種が攻撃を仕掛けてくるパターンで4つに分類できるとされています。

①秩序破壊型(Breaker)

②市場創造型(Creater)

③ビジネス創造型(Developer)

④プロセス改革型(Arranger)

うん。見ただけだとなんのこっちゃかわかりませんね。

1つずつ解説していきます。

①秩序破壊型(Breaker)

秩序破壊型(Breaker)はその名前の通り、既存のビジネスモデルをぶっ壊してくる異業種参入になります。

サッカーで例えたら、試合中いきなりボールを手に持ってゴールに突っ込んで来るくらいルールを変えてしまいます。

既存企業にとって一番怖いゲームチェンジャーの形はこの秩序破壊型で、儲けの仕組みを根本から見直さないと対応できないところまで追い詰められる可能性すらあります。

事例:任天堂

任天堂の今までのライバルはソニーです。プレイステーションですよね。ビジネスモデルとしてはハードを販売してソフト開発、ソフト販売で固定層を獲得していました。

ですがスマホ普及でスマホゲームが主流になるとハードが売れない時代へと変わっていき、ゲームの遊び方自体が変わってしまいました。

事例:カメラ

現在一人に一台以上保有するまで普及したスマートフォンですが、どのスマホにもカメラが付いています。

しかも年々技術向上により高解像度になっていったため、カメラを買う人がそもそも減ってしまいました。

現在カメラメーカーは一眼レフなど新たな顧客獲得に邁進していますが、スマホ出現前の勢いは全くありません。

②市場創造型(Creater)

市場創造型はビジネスモデルは同じではあるが、何かしらの付加価値を創造して既存顧客ではない顧客獲得を図るタイプです。

既存企業にとっては驚異の相手では無いが、市場規模そのものが脅かされるほど新規顧客が増えるとシェアを逆転される恐れがあります。

ユーザーの「これは便利」と琴線に触れるニーズを見つけた企業がこのタイプに当てはまります。

事例:JINSのPCメガネ

メガネはもともと視力を矯正する機能しかなかったものに、「パソコンからのブルーライトを保護する」機能を加えて大ヒットしました。

ブルーライトっていう意味のわからんものに価値をつけてメガネのフィールドを広げたJINSはまさしく市場創造型のゲームチェンジャーです。

事例:装着型カメラ「GoPro」

芸人さんがよくつけてるアレです。カメラは精密機械だから、水や埃には注意というのが常識の中でアクションカメラという新たな市場がGoProの出現によって広がりました。

今やyoutubeとかを見ても、臨場感溢れる映像がたくさん出てきてるのもゲームチェンジャーのおかげです。

事例:U-NEXTなどのVOD


昔は映画や音楽、漫画などはリアルな商品をレンタル、購入して観る・聴くが当たり前の時代でした。TSUTAYAなんかその代表ですね。

そこにインターネットで、どこでもいつでも観れる・聴けるの市場を作り上げたのもVODになります。

U-NEXTの他にはAmazonプライムビデオなんかもありますよね。

③ビジネス創造型(Developer)

ビジネス創造型は既存ビジネスを用いて、革新的なビジネスをしたり収益源を新たに作り出すタイプになります。

よく②市場創造型と似ており間違えられるのですが、市場は作らず既にある既存の市場の見方を変えて収入源を広げるゲームチェンジャーです。

事例:カーシェア「タイムズ」

もともとタイムズは駐車場サービスの会社ですが、自身のビジネスモデル(土地)にカーシェアという新たなビジネスモデルを構築しました。

このゲームチェンジャーの出現によって困るのはレンタカー業界です。安価にカーシェアリングをされるとレンタカー業界も追随して価格を下げざるを得なくなり、結果的に利益が取りづらくなりました。

事例:カカクコム

カカクコムで有名なのは「価格.com」です。様々な店舗や商品を自身のサイトで網羅的に価格を横比較できる人気サイトです。

この価格.comの収益源は各小売店舗からの広告収入と、価格.comから店舗サイトへ移動した際の手数料がメインになります。この価格を比較する事に価値をつけたのもゲームチャンジャーと言えます。

カカクコムの出現はユーザーには便利なものの、小売店の競争激化の要因となってしまってます。

④プロセス改革型(Arranger)

プロセス改革型はその名前のとおり、既存のビジネスモデルは変えずにその製品やサービスを提供するまでのバリューチェーン(顧客までの流れ)を改革することで新たな価値を提供するゲームチェンジャーです。

事例:Amazon

昔は実店舗へ訪問し、足を使って商品を探したり検討したりして物を購入していました。この顧客が物を買うまでのプロセスをAmazonはインターネットで「どこでも」「いつでも」インターネット環境さえあれば買うことができるように簡略化しました。

ユーザーが物を買う利便性を高め、足で実店舗まで行くというプロセスを省略した点がゲームチェンジャーになります。

Amazonの出現によって買い物は非常に便利になったが、シャッター商店街など地方や地域の販売店は窮地に追いやられることとなりました。

事例:俺のシリーズ

俺の串かつ黒田×炭火焼鳥めでた家 歌舞伎町輝ビル店
単品飲み放題好評実施中♪ こだわりの串かつ♪
[住所]東京都新宿区歌舞伎町1-15-3 歌舞伎町輝ビル3F
posted with タベレバ

「俺のレストラン」「俺のベーカリー」など様々な形態で展開している飲食店です。料理の質を高めるために一流のシェフがどの店舗でも調理しており、狭いスペースの席配置で安い価格で提供することで人気です。

ゲームチェンジャーは便利を作る

Amazonにしても価格.comにしてもスマホにしても今では無くてはならないモノ・サービスです。おかげさまで便利な世の中になりました。

上記の事例で挙げたようにどのゲームチェンジャーも私たちユーザーにとっては「便利な世界」を提供してくれるので、歓迎すべきなのです。

しかしながら、既存業界にとってはその業界でトップシェアを誇っていてもいつまでも安心はしていられない時代が来ています。

ブログが「オワコン」だとか〇〇が「オワコン」だとかそのような言い方をする時はゲームチェンジャーによってその価値が無価値になってしまった時に言われるわけです。

既存業界で優位に立っている側は如何に参入障壁を高くしようが、別の切り口で入り込んで来るのがゲームチェンジャーなのでアンテナを高くする必要がありますね。

自分にとってのライバルは同業他社だけか?この意識が大切です。

もっとも怖いのは秩序破壊型

自身にとって参入されるともっとも怖いのは秩序破壊型です。秩序破壊型は既存ビジネスをコテンパンにぶっ潰す可能性があるため、あらゆるビジネスの世界で懸念すべき要因の一つです。

市場創造型のJINSのPCメガネは確かに便利と思うが、それでメガネの市場が潰れるわけでもない。価格.comも小売店からすれば利益率が下がるかもしれないが、価値が0になるわけでもない。

その点において秩序破壊型は「既存価値を0にする」ことが往々にしてあるためです。もし仮に投資先にそのような傾向が現れたら再検討したほうが良いかもしれません。

広告収入をメインにされている方は広告媒体が紙→TV→インターネットと変遷をしているのがイメージつきやすいはず。それぞれにおいてゲームチェンジャーの存在がいたということを意識すると、いつまでも安定した収益モデルは無いと認識できるはずです。

この先は企業や個人にとってもゲームチェンジャー側に回る事が必要ですね・・・

本記事のゲームチェンジャーの競争理論について詳しく知りたい方は下記書籍がベストバイですので、よければお読みください。

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30歳のごく普通の二児パパサラリーマンです。 家計のやりくりもすべて自分がやってまして、お得な情報や資産運用の情報をコンテンツとして役立つブログを配信していきます。 普段の「ほのぼの」もたまには・・・